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ヤングなでしこ4強進出 ブラジルを3発撃破 初の頂点へあと2勝

[ 2016年11月24日 20:23 ]

U―20女子W杯準々決勝 ( 2016年11月24日    ポートモレスビー )

 サッカーのU―20女子ワールドカップ(W杯)は24日、パプアニューギニアのポートモレスビーで準々決勝が行われ、初優勝を目指す日本は3―1でブラジルに快勝。自国開催以外では初となる準決勝進出を決めた。日本は29日に行われる準決勝で、ドイツ―フランス戦の勝者と対戦する。

 なでしこジャパン監督兼任の高倉麻子監督(48)率いる日本は自国開催で過去最高の3位となった2012年以来2大会ぶり5度目の出場で“ヤングなでしこ”初の頂点を目指す戦い。1次リーグB組を2勝1敗で首位通過した日本は、A組2位のブラジルと対戦した。

 何度も決定的なチャンスをつくりながらなかなか得点を奪えなかった日本だが、前半終了間際の47分に待望の先制点が生まれた。MF長谷川唯(19=日テレ)のスルーパスに反応したFW籾木結花(20=日テレ)がペナルティーエリアへ進入し、左からグラウンダーのクロス。ニアのFW上野真実(20=愛媛)は合わせられなかったが、ファーに詰めていたDF守屋都弥(20=INAC神戸)が左足で押し込んで先制し、前半を1点リードで折り返した。

 後半5分には、籾木のパスを受けた守屋が右からクロスを入れ、ファーサイドへ走りこんだMF松原志歩(19=C大阪堺)が左足で押し込んで追加点。同23分にはMF宮川麻都(19=日テレ)の右クロスをファーで受けた松原が右足で2点目を決め、3点をリードした。完封勝利を目前にした同46分にはDF市瀬菜々(19=仙台)が与えたPKを決められ1点を返されたが、3―1で勝利。自国開催以外では初となる2大会ぶりの4強入りを果たした。

 ▼高倉監督 ブラジルの攻撃力は非常に強いものがあったので難しい試合になると思っていたが、DF陣が我慢して粘り強く、いい試合運びをしてくれた。(ポジションを1列上げた)守屋は前にいく力も強いし、調子も良かったので思い切って送り出した。期待に応えてくれた。(後半から途中出場して2得点の)松原はあそこまでやるとは思っていなかった。冷静にやってくれた。全員で日本らしいサッカーができた。

 ▼守屋 (先制点は)サイドで張って待っていろと指示をもらったのでサイドで待っていた。こぼれたボールを押し込んで先制ゴールを決められて良かった。次につなげることができたのですごくうれしい気持ちだが、次の準備をしていきたい。 

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2016年11月24日のニュース