川崎F、優位生かせず敗退 大久保不発に涙も風間監督称賛「素晴らしい敗者」

[ 2016年11月23日 16:49 ]

明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ準決勝 ( 2016年11月23日    等々力 )

<CS準決勝 川崎F・鹿島>試合終了後、ガックリの川崎F・大久保
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 川崎Fのタイトル獲得はまたしてもならなかった。Jリーグの年間王者を決める明治安田生命チャンピオンシップ(CS)は23日に開幕して等々力陸上競技場で準決勝1試合が行われ、年間勝ち点72で2位の川崎Fと同59で3位の鹿島が激突。CS初出場の川崎Fは引き分けでも決勝進出が決まるところだったが、0―1で敗れ、悲願のタイトル獲得を逃した。

 川崎Fはエースストライカーの元日本代表FW大久保嘉人(34)が来季のFC東京移籍を表明し、4年半チームの指揮を執った風間八宏監督(55)は来季J2へ降格する名古屋の新監督就任が決定。大久保と同じく今季15得点をマークしたFW小林悠(29)とリオデジャネイロ五輪代表MF大島僚太(23)が怪我で欠場し、大黒柱の元日本代表MF中村憲剛(35)も左股関節痛のためベンチスタートとなった。

 だが、試合が始まってもアクシデント続き。先発していたMF長谷川竜也(22)が前半19分に裏へ抜け出した際、左太もも裏を手で押さえてピッチに倒れ込み、21分に中村が緊急出場する事態に陥り、後半5分、鹿島FW金崎に先制点を決められて失点。追いつけば決勝進出をつかめたが、5分が掲示されたロスタイムも含め結局ノーゴールに終わり、大久保はピッチに座り込んで涙。中村は茫然と天を見つめた。

 風間監督は「点が入らない時は入らないな、という典型だと思います。ただ、うちの選手たちは決して受け身になることはない、自分たちが勝者になるんだと本当の強いメンタルを持ったと思う。だから今季もずっと上で戦ってきた。だからきょうも日常なんですよ」と冷静に試合を分析。「きょうは負けましたが、僕は素晴らしい敗者だと思います」とイレブンを称えた。

 リーグ王者は逃したが、天皇杯では8強へ進出。12月24日に行われる準々決勝では、大久保が移籍を表明した因縁の相手・FC東京との対戦で今季最後のタイトル獲得を目指す。

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