小笠原 クラブ18冠目へ意欲「鹿島が強い理由を教えてやる」

[ 2016年11月23日 05:30 ]

CS準決勝に向け調整する鹿島のMF小笠原(左)
Photo By 共同

 第1ステージ覇者の鹿島と年間勝ち点2位の川崎Fによるチャンピオンシップ(CS)準決勝が23日、等々力陸上競技場で行われる。鹿島のMF小笠原満男主将(37)はJリーグ最多となる18個目の国内主要タイトル獲得へ意欲を見せた。アウェーで引き分け以下は敗退という厳しい戦いを乗り越え、年間勝ち点1位の浦和と争う決勝進出を目指す。 J1年間順位表  第1S順位表  第2S順位表

 日本で唯一、鹿島の主将の小笠原しか語れない言葉でタイトルへの思いを表現した。「このクラブは最初から凄く強かったわけじゃない。タイトルを獲ることで、強くなった」。栄光の歴史を振り返り、タイトル奪取に意欲を燃やした。

 プロ入りから19年。J最多となる17の国内主要タイトルを獲得してきた鹿島で、GK曽ケ端と並び最も多い年数を過ごしてきた。鹿島には伝統の勝負強さがある。天皇杯は決勝進出6度のうち4度、ナビスコ杯(現ルヴァン杯)では9度のうち6度、そしてCSでは5度のうち3度で優勝を果たした。小笠原は「こういう勝負を勝って、強くなってきた。より強くなるためには絶対にタイトルは必要。タイトルを獲った者にしか分からないものは絶対にある」と強調する。

 期する思いがある。第1ステージは優勝した鹿島だが、前線の要だったFWカイオが夏に移籍して、石井監督が一時休養した第2ステージは失速。終盤は7年ぶりの4連敗を喫して、川崎Fには年間勝ち点で13も離された。チームが沈む中、主将として動いた。今月7日に決起集会を行い、そこでの「一人一人が変わらないと意味がない」という言葉は選手の心に届いた。「響いた人から練習の態度が変わっていった」とFW赤崎。練習では、選手同士がぶつかる音が聞こえるようになるほど、チーム全体の気迫がよみがえった。

 川崎Fとは10月29日のリーグ戦で0―1と敗れた。シュート数では17―7と圧倒しながら、一瞬の隙を突かれた。決戦に向けては、ボールの奪いどころを見極めて、全員で連動する守備面を再確認した。決勝進出には勝つしかなく、DF植田を前線に上げたパワープレーも試した。「(準備は)ばっちりです」と小笠原。クラブ18冠目、自身としては15度目のタイトル獲得へ。熱いハートの主将を中心に栄冠を全力でつかみに行く。

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