札幌、９年ぶり優勝＆５年ぶり昇格　指揮官笑顔「来年は一緒に楽しもう」

明治安田生命Ｊ２第４２節 （ 2016年11月20日    札幌ド ）

＜札幌・金沢＞Ｊ１昇格を喜ぶ都倉（中央）ら札幌イレブン

　明治安田生命Ｊ２リーグは２０日、各地で今季最終戦となる第４２節が行われ、札幌がホームで金沢と対戦し、０―０で引き分け。勝ち点を８５に積み上げ、５月１５日の第１３節から首位を１度も明け渡すことなく、９年ぶりとなるＪ２優勝と５年ぶりのＪ１昇格を決めた。

　引き分けでも優勝と昇格が決まる一戦だが、大一番への緊張感から動きの硬い立ち上がり。残留が懸かる最下位・金沢の前に攻めあぐね、好機をつくれないまま前半を０―０で折り返した。

　後半に入ってもこう着状態が続く中、同２３分、四方田修平監督（４３）はＦＷヘイス（２７）に代わりＦＷ内村圭宏（３２）を投入。現状打破とはならなかったが、金沢にもゴールを許さず０―０のまま終了の笛が鳴り、札幌を本拠地とするプロ野球・日本ハムの日本一パレードと同じ日に歓喜を迎えた。

　３万３６９７人と５年ぶりの“３万人超え”のサポーターが詰めかけたホームで悲願を達成。クラブ２０周年と節目の年に昇格を決め、四方田監督は「正直勝って決めたかったが、４２試合戦ってきた最後。来年は久々のＪ１。みなさんで楽しみましょう」と笑顔を浮かべた。