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ハリルJ、運命のサウジ戦制す 清武先制PK 元気史上初4戦連発

[ 2016年11月15日 21:27 ]

W杯アジア最終予選B組 ( 2016年11月15日    埼玉 )

<日本・サウジアラビア>後半、ゴールを決めた原口(中央)

 18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会出場を懸けたサッカーのアジア最終予選が15日行われ、B組3位の日本(FIFAランク51位)は同首位のサウジアラビア(同54位)とホームの埼玉スタジアムで対戦。MF原口元気(25)の史上初となるW杯最終予選4試合連続ゴールなどで2―1と勝利を収め、6大会連続6度目のW杯出場に向けて大きな1勝をつかんだ。日本は通算3勝1分け1敗の勝ち点10となった。

 引き分け以下に終わればW杯出場が難しくなる日本にとって、勝利が義務づけられた大一番。サウジ戦の結果しだいで自身の進退を問われるハリルホジッチ監督は本田と香川の“ダブルエース”を先発から外し、本田の定位置である右MFには11日のオマーンとの親善試合で代表デビューしたばかりの久保を抜擢。オマーン戦で2ゴールした大迫を1トップ、トップ下にはオマーン戦で3点に絡んだ清武、左MFには原口を置く新布陣で臨んだ。

 0―0で折り返すと思われた終了間際、相手ハンドで得たPKを45分にMF清武弘嗣(27=セビリア)が右足で決めて先制。後半から久保に代わって本田が右MFに入った。後半開始早々の3分、相手選手との接触プレーで清武が左足首を痛めるアクシデント。いったんはピッチの外へ出るも痛みに耐えて復帰した清武だったが、20分には香川との交代でベンチへ。後半35分には長友の左クロスを香川が触って方向を変え、最後は原口が右足でゴールを決めた。後半45分には1点を返されたが、同点は許さず。1点差で逃げ切り、大きな勝ち点3を手にした。

 日本代表はサウジアラビア戦が今年のラストマッチ。来年3月23日には、9月1日のW杯最終予選初戦で敗れたUAEとアウェーで対戦する。

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