メキシコ　３７歳マルケス弾で米撃破！Ｗ杯最終予選を白星発進

米国戦の後半４４分に決勝ゴールが決まり喜びを爆発させるメキシコ代表イレブン（ＡＰ）

　Ｗ杯北中米カリブ海最終予選は１１日に開幕して３試合が行われ、７大会連続のＷ杯出場を目指すメキシコは、敵地で米国を２―１で破って白星発進した。４次予選までを勝ち抜いた６チームが、総当たりでホーム＆アウェーのリーグ戦を戦い、３位までがＷ杯出場権を獲得。４位はアジアとの大陸間プレーオフに回る。

　後半４４分に３７歳ＤＦマルケスがＣＫから頭で決勝ゴール。政治情勢の影響で注目度が増した隣国対決を制した。８日の米大統領選で中南米系に排外的な主張をしたトランプ氏が勝利。同氏は「メキシコとの国境に壁をつくる」と発言したが、米ＦＯＸスポーツは「メキシコが壁を破った」と報じた。ＦＷエルナンデスはスペイン語系テレビ局に「選挙結果は悲しいがこの国が決断したこと」とコメント。試合前には両チーム選手が一緒に記念撮影して友好をアピールした。