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学、ハリル監督の悩みの種になる!左MF 元気と俺どっち選ぶ?

[ 2016年11月11日 05:30 ]

キリンチャレンジカップ ( 2016年11月11日    カシマ )

まばゆい光を浴びて走る(右から)岡崎、丸山、斎藤、酒井高

 原口に挑戦状だ。複数の関係者によると、冒頭15分公開の最終調整では“ハマのメッシ”斎藤が主力組の左MFでプレー。W杯ブラジル大会前最後の親善試合となった14年6月6日、ザンビア戦以来、889日ぶりの出場チャンスが巡ってきた。

 期する思いは強い。W杯後は一度代表から遠ざかったものの、3月29日のW杯ロシア大会アジア2次予選シリア戦で復帰。10月のW杯アジア最終予選は追加招集の形でベンチ入りした。だが、2試合ともハリルホジッチ監督から声は掛からなかった。さらにオーストラリア戦(10月11日)後、指揮官は「経験がない選手では重圧に負けてしまうのではないかという不安もあった」と斎藤の起用を見送った理由を明かした。それに対して「W杯の時は“出たら不安だな”というのはあったけど、今はそれがない。イラク戦もオーストラリア戦もいつ呼ばれてもいい準備はしていた」と真っ向否定。「代表の空気を吸いに来たわけではない」と言い切った。

 現在、左MFのポジションは原口が絶好調。斎藤は「(ライバルと)言わせたいんだろうけど僕は言わないですよ。元気(原口)、良いですからね」と笑ったが「タイプは同じじゃない。ピッチに立てば、誰にも負けたくないのはある。(監督を)悩ませる一つのきっかけになれば良い」とプライドもにじませた。

 W杯ブラジル大会後は食事面の改善やメンタルトレーニングを重ね、今季J1リーグではキャリア初の2桁10得点を記録。10、11月には4得点3アシストと活躍し、月間MVPにも選ばれた。ハリルホジッチ監督の評価を覆し、左MFのポジションに風穴をあける。

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