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永井、今季限りで引退 8カ月間ピッチ立てず「選手として失格」

[ 2016年11月11日 05:30 ]

引退について話す東京V・永井

 49歳のカズに次いで現役Jリーガーで2番目に年長の東京V永井秀樹(45)が今季限りで現役を引退することが10日、発表された。ホーム最終戦となる12日のC大阪戦で引退セレモニーを行う。

 ドリブルを武器に攻撃的MFとして活躍した永井は練習後、「自分の中ではまだまだやれる自信があるし、やりたい気持ちもあった。だが、今年は8カ月もピッチに立てず、自分が考えるサッカー選手としては失格だと決断した」とスパイクを脱ぐ理由を説明した。

 92年にV川崎入りして25年目。「人生の半分以上をサッカー選手で過ごせたことは幸せ。日本代表で活躍する夢は実現できなかったが、Jリーグでは開幕から一番いい時にプレーしJリーグとともに歩んできた。何度もタイトルを獲れたし」と感慨深げだ。

 C大阪戦ではベンチ入りの可能性もある。既にV川崎時代に同僚だったカズやラモス氏にも報告済み。出場すればJ1、J2、合計270試合目となるピッチで選手生活に別れを告げることになる。

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2016年11月11日のニュース