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J2降格の名古屋、久米社長辞任へ「きのうの時点で決めていた」

[ 2016年11月4日 16:18 ]

<名古屋・湘南>サポーターのブーイングを浴びた名古屋・久米社長の試合終了後のあいさつ

 名古屋の久米一正社長(61)が辞任することが4日、明らかになった。

 クラブ初のJ2降格決定から一夜明けたこの日午前中に愛知県豊田市にあるトヨタ自動車本社を訪れ、同社の佐々木副会長と会談。辞任を申し入れ、その場で受理されたことを久米社長が明かした。今後開かれる取締役会を経て正式に退任が決定する。

 午後になってから報道陣の取材に応じた久米社長は「サポーターにも責任を取るという約束をしていた。きのうの時点で辞任を申し入れることを決めていた」と話した。

 1992年のJリーグ発足(リーグ戦は93年開始)から加盟した「オリジナル10」のひとつでもある名古屋は3日の最終戦で湘南に1―3で敗れ、降格が決定。

 試合後に行われたセレモニーでは、8月末に就任したボスコ・ジェロブスキー監督(54)にサポーターから大きな拍手が送られる一方で、昨季までゼネラルマネジャー(GM)も兼ねていた久米社長には大きなブーイングが起きていた。

 久米社長は柏、清水、名古屋で強化担当責任者を歴任。名古屋では2010年にクラブ初のJ1リーグ優勝を成し遂げ、昨年4月に社長に就任していた。

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2016年11月4日のニュース