×

インテル“解任危機”デブール監督後任候補にレオナルド氏ら 伊紙報道

[ 2016年10月24日 12:19 ]

インテルのフランク・デブール監督(AP)
Photo By AP

 24日付のイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、解任危機に立たされているインテル・ミラノのフランク・デブール監督(46)の後任として、5人の候補が浮上していると報じた。

 鹿島でプレーしたことでも知られる元ブラジル代表MFレオナルド氏(47)、元アルゼンチン代表を始めマルセイユなど欧州強豪クラブでの指揮経験のあるマルセロ・ビエルサ氏(61)を筆頭に、イタリア人指揮官では元スウォンジー監督のフランチェスコ・グイドリン氏(61)、元ベローナ監督のアンドレア・マンドルリーニ氏(56)、前ラツィオ監督のステファノ・ピオリ氏(51)の名前が挙がっているという。

 インテルは23日の敵地アタランタ戦に1―2で敗れ、リーグ戦はこれで3連敗。順位も14位まで転落した。同紙によれば、26日の水曜日に中2日でトリノ戦を控えていることから、即刻解任の可能性こそ低いとしたものの、それこそトリノ戦に敗れ4連敗を喫するようなことがあれば、監督交代は避けられないと報じている。その証拠として、デブール監督の代理人が先日、インテルの筆頭株主となった中国のサニンググループとの緊急会談のため、南京と上海を何度か訪問したという。

 インテルは今季、開幕直前にロベルト・マンチーニ前監督(51)が突如、チームを去り、昨季までオランダの名門アヤックスで指揮を執っていたデブール監督を招へい。チームはそのオランダ新指揮官のもと、9月18日に王者・ユベントスを破るなど順調な滑り出しを見せていたが、その後は主将のアルゼンチンFWイカルディが最近発売された自伝の内容を巡ってコアなサポーター「ウルトラ」ともめるなどピッチ外のゴタゴタもあり、結果は落下の一途をたどっていた。

 DF長友佑都(30)が先発出場を果たしたアタランタ戦、直接FKを決めたイタリア代表FWエデル(29)は試合後「僕らみんなもそれぞれの責任を感じなければいけない。個人、個人のレベルでは、チームはとても強いけど、まだひとつのグループになっていない」と厳しい現状を語っている。

続きを表示

2016年10月24日のニュース