三菱自動車　今月中に浦和株を売却へ「連結対象とならない対応」

　三菱自動車は２０日、約５１％を保有するサッカーＪ１浦和レッズの運営子会社の株式について、一部を今月中に売却する方針を明らかにした。

　横浜Ｆ・マリノスの運営会社を持つ日産自動車と資本提携したことを受け、複数クラブを支配下に置くことを禁じたリーグ規約に抵触するのを避けるため。保有株式のうち３０％超を三菱重工業などに売却する方向。浦和を継続的に支援できるよう一定の比率は保持。リーグ規約には、抵触の可否を決める持ち株比率の基準はないが、子会社や関連会社の大量保有を禁じている。２０日に記者会見した三菱自動車の益子修会長兼社長は「連結の対象とならないように対応する」と述べた。