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J2岐阜 勝ち点差「1」でJ3降格が現実味

[ 2016年10月16日 19:01 ]

明治安田生命J2第36節 ( 2016年10月16日    西京極 )

 J2で20位に低迷する岐阜は16日、アウェーで京都と戦い、0―1で敗れた。前節まで自動降格となる最下位(22位)だった北九州が讃岐に3―0で勝利し、J3との入れ替え戦に回る21位に浮上。岐阜の順位は20位から変わらなかったが、21位・北九州と最下位に転落した金沢との勝ち点差は「1」に縮まり、J3降格が現実味を帯びてきた。

 守備的な布陣を敷き、FWエヴァンドロとFWレオミネイロのブラジル人2トップを活かすカウンターサッカーで活路を見いだそうとした。守っては今季初出場となったGK常澤聡(31)が前半12分に元韓国代表FWイ・ヨンジェ(25)のシュートを冷静にセーブするなど粘り強く戦った。

 だが、勝ち点1に手が届きそうだった後半ロスタイム、途中出場のFW瀧谷亮(22)がペナルティーエリア内で京都DF石櫃洋祐(33)を倒して与えたPKを決められ失点。本来のFWではなくDFで起用されたことが裏目に出た格好だが、吉田恵監督(43)は「不慣れなポジションで狙いを持ってやってくれた。PKを取られたのは僕の責任」とかばった。

 ただ、3連敗の中でも上位チームを1失点に抑えたことは「次に繋がる敗戦。自信にしていい」(吉田監督)。リーグ戦は残り6試合。J2残留へのキッカケにしたい。

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2016年10月16日のニュース