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MVPは李!「神様がくれた」同点弾 ミシャ監督に「おめでとうと言いたい」

[ 2016年10月15日 16:34 ]

YBCルヴァン杯決勝 ( 2016年10月15日    埼玉 )

<G大阪・浦和>MVPを獲得し、喜ぶ李忠成
Photo By スポニチ

 浦和がPK戦にもつれ込んだ激闘の末にG大阪を下し、「初代」ルヴァン杯王者に輝いた。クラブにとって2007年のACL以来9年ぶりとなる主要タイトル獲得。12年から指揮を執りながら、昨季の第1ステージ制覇を除けば“無冠”に終わっていたペトロヴィッチ監督にとっては悲願の初タイトルとなり、MVPに輝いたFW李忠成は「このタイトルを一番欲しかったミシャ監督に、おめでとうと言いたいです」と指揮官に優勝をささげた。

 前半17分、G大阪のFWアデミウソンに約50メートルもの独走を許し、先制ゴールを決められた。前半は相手に主導権を握られ、後半もGK東口を中心としたG大阪の体を張った守備に阻まれ、75分間ノーゴール。それでも後半31分に投入された李が直後のCKから同点ヘッドを叩き込んで試合を振り出しに戻すと、1―1で突入したPK戦では日本代表GK西川が意地のPKストップ。ホーム・埼玉スタジアムに詰めかけたサポーターの大声援に後押しされ、13年ぶりのリーグ杯タイトルをつかみとった。

 李は試合後、「浦和レッズに関わる全ての人たちにおめでとうと言いたいです。おめでとうございます!!」とスタンドに向かって絶叫。MVPを手にした後のインタビューでは同点ヘッドについて「神様がくれたゴールだと思います」と感無量の表情を見せた。

 まず1冠。リーグでは2位・川崎Fにわずか勝ち点1差ながら年間首位に立ち、天皇杯でもベスト16に進出している。次に狙うのは10年ぶりのリーグタイトル。李は「Jリーグというタイトルを獲らなければいけない」と表情を引き締め、タイトル独占を誓った。

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2016年10月15日のニュース