×

モウリーニョ監督 悲劇が題材のチャントにNO!「歌うべきではない」

[ 2016年10月15日 16:00 ]

マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督 (AP)
Photo By AP

 17日(日本時間18日)に行われるノースウエストダービーでマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督(53)は試合以外のことで気をもんでいる。敵地アンフィールドでファンが歌うチャントについてだ。

 このダービーで激突するマンチェスター・ユナイテッドとリバプールは悲しい歴史がある。マンチェスター・ユナイテッドは1958年の「ミュンヘンの悲劇」。選手8名を含む乗客23名が死亡した航空事故だ。そして、リバプールは1989年の「ヒルズボロの悲劇」。これはヒルズボロ・スタジアムでのリバプール戦で起こった群衆事故で、96名の観客が命を落とす惨事となった。

 両チームのサポーターは互いを嫌悪するあまり、この2つの悲劇を題材に不快なチャントを歌うことがある。13日、マンチェスター・ユナイテッドとリバプールの両クラブはサポーターに節度ある観戦を呼びかける声明を発表。モウリーニョ監督もメディアに対して次のように語っている。

 「試合でチームが負けたことや選手がミスしたことをファンがどのようにからかおうと構わない。それは単にフットボールにおける悲劇だ。でも、人の命に関わるものは違う。大きな悲劇だったのだから、ファンは絶対にそんなチャントを歌うべきではないね」。

続きを表示

2016年10月15日のニュース