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1冠頂く!槙野 ルヴァン杯初出場で“いいとこ”獲り宣言

[ 2016年10月14日 05:30 ]

ルヴァン杯決勝へ向けた練習でアップをする(左から)浦和DF槙野(中央)
Photo By スポニチ

 浦和とG大阪が激突するルヴァン杯決勝は15日に埼玉スタジアムで行われる。03年以来のリーグ杯タイトルを狙う浦和の日本代表DF槙野智章(29)は13日にチームに合流。今季のリーグ杯初出場がいきなり決勝となるが、お祭り男として攻守に存在感を発揮することを宣言。リーグ、天皇杯との3冠へ向け、宿敵のG大阪を叩いて弾みをつける。 ルヴァン杯日程&結果  決勝トーナメント表

 やはり、千両役者の血は騒いでいた。オーストラリア戦にフル出場した槙野は前日に帰国し、この日、チームに合流。別メニュー調整で実戦練習には参加しなかったが、タイトルの懸かったルヴァン杯決勝のピッチに立つことは確実だ。「ご存じの通り、お祭り男なんで。この舞台を待っていた。オイシイところは持っていきます!」。浦和の本拠地である埼玉スタジアムで行われる運命の一戦は、チケットはほぼ完売。13年ぶりのリーグ杯優勝へ役者はそろい、舞台も整いつつある。

 “スポット参戦”も歓迎だ。今季、ACLに出場した浦和は予選リーグを免除され、ナビスコ杯から改称された決勝トーナメントからの登場。だが、槙野は神戸との準々決勝の期間は右太腿肉離れの治療にあて、FC東京との準決勝は代表活動のためチームを離れていた。ルヴァン杯初出場がいきなりファイナルとなるが、「大丈夫です。準備はできています」と自信の表情だ。浦和は過去にリーグ杯決勝を5度経験し、優勝は03年の1回だけ。同じ失敗は繰り返さないためにも、槙野の活躍は欠かせない。

 立ちはだかるのは、宿敵のG大阪だ。リーグ制覇に王手をかけた14年には直接対決で敗れて逆転優勝を許し、昨年のチャンピオンシップ準決勝で延長の末に敗退。今年1月の天皇杯決勝でも苦杯をなめた。「タイトルの前にはことごとくG大阪がいた」と語気を強めた槙野は「14年のG大阪は3冠を獲った。それを再現したい」と宣言。リーグでも年間首位に立つ浦和はタイトル総なめの資格がある。「週末に両手でトロフィーを掲げることが、次につながる」。ルヴァン杯優勝から、3冠ロードを突き進むつもりだ。

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2016年10月14日のニュース