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本田 原口に絶妙スルーも不完全燃焼「ぶっちゃけ、ぶっつけ」

[ 2016年10月12日 06:50 ]

W杯アジア最終予選 ( 2016年10月11日    オーストラリア・メルボルン )

<オーストラリア・日本>1トップで先発した本田は前半5分、原口へスルーパスを送り先制ゴールをアシスト
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 手応えと悔しさが入り交じった“本田節”だった。12年10月の親善試合ブラジル戦以来、4年ぶりの1トップで先発した本田が先制点をアシスト。後半39分に交代するまで、最前線で体を張り続けた。

 いきなり魅せた。前半5分。長谷部からの縦パスを受けると、原口が追い越した一瞬のタイミングを見計らってワンタッチで絶妙なスルーパスを通した。

 「原口には“俺はもう少しタメてからパスを出したい”と言っていた。だからタイミングをずらして出すことができた。普段サイドでプレーしていると、たまにヘタになっているという感覚に陥る。その不安を安心させてくれた」

 高い技術と広い視野が備わった本田ならではのプレー。ハリルホジッチ監督も「我々にとって重要な存在。より多くのゴール、より多くのパスを出してきた」と胸を張った。だが見せ場はアシストシーンのみ。前半29分には原口の折り返しを左足で狙うもGKの正面。結局、シュートはこの1本に終わった。「真ん中で勝負するにしても、ぶっちゃけ“ぶっつけ”感が強かった」。オーストラリア戦2日前からの準備ではあまりにも時間不足だった。

 「個人的にはもっとできる。なので(自己採点は)50点くらい。もう少し、そこ(1トップ)は想定しておいた方が良いかな」。厳しめの採点は今後の自身の伸びしろを感じているからこそだ。今後も“1トップ本田”が大きな武器になる可能性は十分ある。

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