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香川、不敵な自信 先発落ち雪辱「ゴールのイメージできている」

[ 2016年10月11日 05:30 ]

W杯アジア最終予選 ( 2016年10月11日    オーストラリア・メルボルン )

練習で競り合う槙野と香川(右)
Photo By スポニチ

 まるで自らがキーマンだと公言しているようだった。2試合ぶりにトップ下で先発する可能性が高い香川は、オーストラリア攻略のシミュレーションを披露。「ゴールのイメージはできている」と不敵な自信を見せた。

 「速いボールタッチでパスを回して、サイドを有効に使うこと。アジア最終予選を通じて、選手間の距離感や幅を出せていない。流動性や動きだしを使って、距離感と幅をもたらしたい。そしてスペースに入り込んでいくことが大事になる」

 高い技術を生かした連係と俊敏性こそが香川の生命線。「この3試合の戦い方では苦しい」と話すように屈強なオーストラリア守備網をくぐり抜けるには“デュエル”だけでは難しい。数的優位を作り、いかにゴール前のスペースを生み出せるかが重要になる。対オーストラリア戦は過去3試合無得点。それでも「90分間やり続ける。チャンスは少ないかもしれないけど、決めたい」と強い覚悟を口にした。

 6日のイラク戦では屈辱の先発落ち。それどころか、ピッチに立つチャンスも与えられなかった。ドルトムントでは出場機会が限られ、ハリルジャパンでも居場所を失いつつあるが、このまま終わるつもりはない。「アウェーで勝ち切れば自信になるし、勢いが付くのは誰しもが分かっている」。自らの価値を証明するためにも勝ち点3は譲れない。

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2016年10月11日のニュース