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劇的勝利にハリル監督、ホッ「本当にドラマティック 選手をほめたい」

[ 2016年10月6日 21:52 ]

W杯アジア最終予選B組 ( 2016年10月6日    埼玉 )

<日本・イラク>後半、山口のゴールに喜ぶハリルホジッチ監督(右)
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 サッカーの18年ワールドカップ(W杯)ロシア大会出場を懸けたアジア最終予選第3戦が6日行われ、B組の日本(FIFAランク56位)はドロー寸前の後半ロスタイムにMF山口蛍(26=J2C大阪)の劇的なバースデー決勝弾が決まってイラク(同128位)を2―1で下し、2連勝で通算成績を2勝1敗とした。

 敗れれば自身の進退問題に発展しかねなかったバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は「本当にドラマティックな試合だった。選手をほめたい」と興奮を抑えるように一言。「最後まで応援してくれた国民の皆さん、観客の皆さんに本当にありがとうと言いたい。これからもこの勝利を続けていきたい」と安ど感をにじませた。

 前半26分にMF原口元気(25=ヘルタ)の2試合連続ゴールで先制。だが、後半15分、左FKからMFサード(24)に頭で同点ゴールを決められると、時間だけがじりじりと過ぎていった。失点したのも、ハリルホジッチ監督がMF柏木陽介(28=浦和)に代えてMF山口の投入を準備するなどベンチがバタバタする中、集中力散漫になった一瞬を突かれてのもの。追いつかれたことで1度は山口の投入を見送った指揮官だったが、後半22分に改めて山口をピッチへ。その山口が値千金の決勝弾をもぎ取った。

 「2点目も最後の最後まで分からなかったが、とにかく勝ったことが大事。次につながる勝利だと思う」と勝利の味を噛みしめたハリルホジッチ監督。最後は「アリガトウゴザイマス」と日本語でインタビューを締めくくった。

 日本は11日にFIFAランク45位と格上のオーストラリアと敵地・メルボルンで対戦(日本時間午後6時キックオフ)する。

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2016年10月6日のニュース