ハリル監督強がり!?クビ懸かったイラク戦“プレッシャー上等”

[ 2016年10月6日 05:30 ]

W杯アジア最終予選 ( 2016年10月6日    埼玉 )

厳しい表情で語るハリルホジッチ監督
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 日本代表は6日、埼玉スタジアムで開催されるW杯アジア最終予選第3戦でイラクと対戦する。負ければ解任の可能性があるバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は試合前日ミーティングで精神論を展開。自身は重圧を感じていないことを強調し“プレッシャー上等”の構えを見せた。公式会見では中東メディアの質問に反論、攻撃的姿勢を前面に出し、6大会連続のW杯出場に向けた采配を振る。

 解任危機に直面するハリルホジッチ監督から意外な言葉が飛び出した。イラク戦に向けた公式会見。重圧のかかる状況だが「日本ではあまりプレッシャーを感じない。私はいろんな国を率いてきたが、ここの10倍はプレッシャーがあった」と言い切った。その上で「プレッシャーがあるのは良いこと。プレッシャーによってモチベーションは上がる」と持論を展開。集まった約150人の報道陣に、もっと重圧をかけろと言わんばかりだったが、大きなジェスチャーで振り上げた手は小刻みに震えていた。

 11年6月から14年W杯ブラジル大会まで指揮したアルジェリア代表監督時代は常に厳しい重圧にさらされた。最大の危機は2チームによるホーム&アウェー方式で行われた13年10月のW杯アフリカ最終予選。第1戦で敵地でのブルキナファソ戦に2―3で敗れると、サポーター、メディアから集中砲火を浴びた。関係者は「監督一人が報道陣300人と敵対している状況だった」と明かす。それでも批判を力に変え、本拠の第2戦に1―0で勝利。アウェーゴール数で上回り本大会切符を勝ち取った。当時と比べ、日本でのプレッシャーは物足りないという。

 試合に向けたアプローチも変えた。9月の合宿まではチーム、ポジション、個人に分け、連日、1時間以上に及ぶミーティングを実施していたが、選手からの要望を受け、時間、回数ともに半分以下に減らした。頑固な指揮官が折れたのは危機感の表れともとれる。チームの課題など長期的なテーマを省き、相手の分析に特化。時間短縮の中でも「とにかくメンタル」と今まで以上に精神論を強調した。

 会見では中東メディアから「日本のレベルが落ちているのはなぜか?」との質問を受け「私はそうは思わない」とムッとした表情で反論した。9月1日の初戦でUAE戦に敗戦。アジア最終予選で黒星発進した国は過去一度も本大会出場権を獲得しておらず、データ的な予選突破の確率は0%だ。日本はW杯切符を得た過去4回の最終予選で2敗以上した例がなく、これ以上の負けは許されない。「素晴らしい試合ではダメ。本当に素晴らしい試合をしないと」。11日のオーストラリア戦を含めた10月の2戦は6大会連続のW杯に向けた序盤のヤマ場。予断を許さない状況を打開するには結果を出すしかない。

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