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32歳イニエスタ健在!バルサ史上2人目の600試合出場

[ 2016年10月4日 12:05 ]

公式戦600試合出場を達成したバルセロナのMFイニエスタ(AP)
Photo By スポニチ

 バルセロナで主将を務めるスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(32)が、MFシャビ(36=アルサド)に次ぐクラブ史上2人目の公式戦600試合出場を達成した。2日、アウェーのセルタ戦に0―3の後半開始から途中出場。1アシストを挙げるなど2得点に絡む活躍を見せたが、FWリオネル・メッシ(29)を負傷で欠くチームは3―4で敗れた。今季2敗目で2位から4位に後退。また、レアル・マドリードはエイバルと1―1で引き分けて2位に転落し、2連勝のアトレチコ・マドリードが今季初めて首位に浮上した。 リーガ・エスパニョーラ順位表  得点ランク

 バルセロナ史上2人目の快挙を祝える状況ではなかった。前半だけで今季ワーストの3失点を喫したピンチ。イニエスタは後半開始から登場すると、反撃ののろしを上げるゴールを演出した。13分、左CKを受けるとクロスを上げてDFピケのヘディング弾をアシスト。18分には鋭いスルーパスを送ったMFアンドレ・ゴメスが倒されてPKを獲得。これをFWネイマールが決めて2―3と1点差に迫った。

 追い上げムードの中、GKテアシュテーゲンのクリアミスが4失点目につながり、結局1点及ばず惜敗。イニエスタは「後半に良いリアクションを起こして最後まで戦った。勝てば首位に立てるチャンスだっただけに残念」と悔しがったが、前後半の違いが背番号8の存在感を際立たせた。

 前半は激しい相手のプレスもあり、中盤でボールを失っては速攻を受けて失点につながった。イニエスタはボールを保持して落ち着きをもたらし、パスを散らして攻撃のリズムをつくった。前半56%と低かったボール支配率は、試合終了時に67%までアップ。試合後はルイス・エンリケ監督やDFピケに「イニエスタを最初から出すべきだったか」と質問が飛んだ。

 イニエスタの公式戦600試合出場について、指揮官は1日の会見で「みんなの誇りだ。(現役時代に)一緒にプレーできたこと、彼の監督をできることは幸運だ」と称賛の言葉を贈った。メッシのような派手さはないが、安定感は抜群。プロ3季目の04~05年から昨季まで12季連続で公式戦40試合以上に出場。1メートル71と日本人と変わらない体格ながら、卓越した技術と隠れた鉄人ぶりで、リーグ8回、欧州CL4回など計29ものタイトルをクラブにもたらした。

 今季は8月に右膝を負傷し、約1カ月離脱と出遅れた。9月13日の欧州CLセルティック戦でゴールを決めるなど調子を上げて、スペイン代表にも復帰。ロペテギ新監督は「戻ってきてくれたのは良いニュース」と期待を寄せる。6日のW杯欧州予選はイタリアと激突。今夏の欧州選手権で敗れた因縁の相手だ。3連覇を逃した同大会後はイタリアで「イニエスタは衰えた」との批判の報道もあっただけに、大一番は健在を示す絶好のチャンスといえそうだ。

 ◆アンドレス・イニエスタ 1984年5月11日、スペイン・アルバセテ生まれの32歳。12歳でバルセロナの下部組織入りし、02~03年シーズンにトップチームで初出場。スペイン代表は06年にデビューして、国際Aマッチ通算111試合12得点。10年W杯南アフリカ大会での初優勝、08年、12年の欧州選手権連覇に貢献した。1メートル71、68キロ。利き足は右。

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