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日本代表がスタッフ会議、ハリル監督へ大迫招集を猛プッシュ!!

[ 2016年9月28日 05:30 ]

10月に行われるW杯アジア最終予選で昨年6月以来の招集が期待されるFW大迫

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は27日、都内のJFAハウスでスタッフ会議を実施。協会関係者によれば、一部スタッフから10月に行われるW杯アジア最終予選(6日=イラク戦、11日=オーストラリア戦)の切り札として、ケルンで2戦連続得点中のFW大迫勇也(26)を猛プッシュする声があったことが判明。29日に予定される日本代表メンバー発表が注目される。

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 議題に上がったのはドイツで爆発中のストライカーだった。この日、日本代表スタッフがJFAハウスに集結。29日の日本代表メンバー発表に向けた選考過程で約4時間、意見をぶつけあった。関係者によれば、一部スタッフからは「イラク、オーストラリア戦ではセットプレーが鍵になる。大迫が必要」との声が上がり、猛プッシュされたという。

 絶好調だ。25日のライプチヒ戦はワントラップで相手DFを置き去りにして2戦連発。ポストプレー、体の使い方など万能ぶりには定評があり、13年7月の東アジア杯オーストラリア戦では代表初得点を含む2得点。代表では15年6月のW杯アジア2次予選シンガポール戦以来招集がないが、フィジカルが強く、力の拮抗(きっこう)した相手にも実績がある。9月はUAE戦で岡崎、タイ戦で浅野を1トップで起用したが、FWの適性なら大迫も負けていない。

 欧州で結果を残しているのも心強い。先週末は本田、香川、岡崎らが軒並み出番なし。会議に出席した手倉森コーチによれば、ハリルホジッチ監督は「ドラマチックなことが起きている」と嘆いたという。日本協会の霜田技術委員は「新たなマネジメントが必要」と明かす。代表期間中に出場時間の乏しい欧州組に負荷をかけたメニューを組むなどコンディションを上げる必要が出てきた。ケルンでレギュラーの大迫には無用の心配だ。

 協会関係者によれば、メンバーの人選はほぼ固まったが、まだ一部入れ替えがあり、人数も23人プラスアルファになる可能性が高い。新たなFW候補には問題行動で追放処分中の金崎(鹿島)、25日に視察した長沢(G大阪)らもいる。手倉森コーチが「(人選に)幅を持たせるような会議」と言えば、霜田技術委員は「最後は監督が自分で考えると言っていた」と明かす。自身の進退も懸かる重要な2戦に向けハリル監督が決断を迫られている。

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