Ｇ大阪・丹羽、敵将の恩師に感謝も「個人の感情は抜き」　25日ＦＣ東京戦

Ｇ大阪のＤＦ丹羽大輝

　２５日にＦＣ東京戦（吹田Ｓ）を控えるＧ大阪のＤＦ丹羽大輝（３０）が“恩返し”を誓った。今季途中に就任した敵将の篠田善之監督（４５）とは福岡時代に３年間の師弟関係。丹羽は２００８年途中に大宮から当時Ｊ２の福岡へ移籍し、篠田監督も同年７月にリトバルスキー監督の解任を受けてコーチから昇格した。

　Ｊ２での厳しい戦いやＪ１昇格の喜びを分かち合った間柄で、丹羽は「熱くて裏表がない人。感謝している方です」と述懐。ＦＣ東京の印象も「映像を見てもアグレッシブなサッカーになっているのは分かる」と“篠田イズム”が浸透していると話した。

　ただ「戦うのは監督ではない。個人の感情は抜きにしてプレーしたい」とＦＣ東京のエースＦＷ前田シャットアウトに集中。「相手エースとマッチアップするのは僕の宿命。僕が仕事できれば勝利に近づく」と４連勝へ気合を入れた。