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大久保 みそぎの“爆発予報”出場停止処分後はゴールを量産

[ 2016年9月20日 06:25 ]

練習でボールを追う川崎Fの大久保

 川崎Fの元日本代表FW大久保嘉人(34)が19日、天皇杯・J2千葉戦(22日、等々力)での汚名返上を誓った。17日のJ1リーグ大宮戦で退場になり、敗れたチームは第2ステージ首位から転落。次節25日の横浜戦は出場停止となるが、処分の対象にならない天皇杯のメンバーに入った。13年の川崎F移籍後は出場停止の処分を受けた後の試合で活躍しており、今回の騒動も終盤戦での爆発につなげる。

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 練習を終えた大久保は「終わったことだから」と大宮戦の退場については口をつぐんだ。だが、報復行為で相手選手に頭突きして一発退場となり、敗戦につながってチームに迷惑をかけたことは、誰よりも分かっている。Jリーグの正式処分はまだだが、少なくとも25日の横浜戦は出場停止。一方で22日の天皇杯・J2千葉戦には出場可能な状況で、主力を温存するとみられている中、大久保は控え組とともにミニゲームなどで調整した。

 川崎Fに移籍して4年目。14年には看板を壊して2試合出場停止、昨年も警告の累積などで2度出場停止になった。処分明けの3試合全てで大久保は得点し、勝利に貢献している。今回はまだ出場停止そのものを迎えていないが、名誉挽回のため、期するものはある。

 「(大宮戦は)35分しかやってないから。勝てればいい」と話し、残り5試合の第2ステージ終盤戦に目を向ける。ウタカ(広島)を3差で追う得点王争いにも触れ「ここからが踏ん張りどころで負けられない。個人としては4試合、次節でどれだけ離されるか。(得点王は)あとで付いてくるもの」と初のステージ制覇、4年連続の得点王も諦めてはいない。

 MF中村も「嘉人(大久保)とは話していないが、本人が一番分かっていると思う。(挑発を)仕掛けてくるチームもあるだろうけど、退場になるとどれだけ影響があるか、相手に対する脅威も違う」と繰り返す。その上で「ガッといくところやワイルドなところも魅力」と、大久保の個性を称賛した。プロは結果で応えるもの。まずは天皇杯の千葉戦、そしてJ1の残り試合でゴールを重ね、信頼を取り戻す。

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