×

G大阪U―23 リーグ4戦ぶり勝利、MF藤本先制 FW呉屋2発

[ 2016年9月18日 20:22 ]

明治安田生命J3第22節第2日 G大阪U―23 6―1 鹿児島

(9月18日 吹田S)
 J3に所属するG大阪U―23は18日、ホームで2位・鹿児島と対戦し、6―1の圧勝を収めた。元日本代表MF藤本淳吾(32)、FWパトリック(28)、大卒新人FW呉屋大翔(22)が2得点、高卒新人FW一美和成(18)、2種登録の高校3年生FW食野亮太郎(18)がプロ初得点。ベテランと若手がかみ合い、リーグ4試合ぶりの勝利を手にした。

 トップチームの長谷川健太監督(50)も視察した“御前試合”でベテラン勢がプライドを見せた。前半7分、嫁阪のパスをバイタルエリアで受けた藤本がDFを1人かわして右足シュート。「(近年のプレースタイルは)パス、パスばかりになっていたけど、最近は第一選択としてドリブルにしている」。清水時代をほうふつさせる切れ味を見せてチームの先制点を叩き出した。

 守備ではDF岩下敬輔(29)が後半17分までプレーして1失点。持ち味のビルドアップで攻撃のリズムを生み出し、守備でも安定したプレーを披露した。「守備のところでもっと(相手を)潰すことをしないといけないけど、いろいろと確認しながらできた」と胸をなで下ろした。

 藤本は7月に左ハムストリングを痛めて、約1カ月間離脱。岩下は左膝痛で離脱と復帰を繰り返し、11日のJ3長野戦で復帰したばかり。復帰後初得点となった藤本が「トップチームも調子良いし、オレもそれに便乗していければ良い。結果を残したい」と笑顔を見せれば、岩下も「大事な試合が続くけど、その中で自分の力を出す自信はある」と息巻いた。ともに長谷川監督が指揮を執っていた清水で、プロの第一歩を踏み出した“長谷川チルドレン”。トップチームが残り5試合で首位・浦和と勝ち点2差の2位につける中、頼もしい戦力の復帰にメドが立った。

続きを表示

2016年9月18日のニュース