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香川、清武、岡崎…欧州CL出番なし 協会の霜田氏も頭抱える

[ 2016年9月16日 05:30 ]

<レギア・ワルシャワ・ドルトムント>先制点を決め喜ぶゲッツェ(左)右はプリシッチ(AP)

欧州CL1次リーグ

(9月15日)
 1次リーグ第1節の9試合が行われ、ドルトムントはレギア・ワルシャワ(ポーランド)に欧州CL戦でクラブ史上最多得点差となる6―0の大勝を収めた。レスターは、初の欧州CLで3―0の快勝発進。だが、右足首に痛みを抱えるドルトムントの日本代表MF香川真司(27)は出場機会はなく、レスターのFW岡崎慎司(30)はメンバー外。出番のなかったセビリアの清武弘嗣(26)を含め、日本代表選手はそろって欠場した。

 欧州CL出場クラブに所属する日本人3選手はそろって出場機会がなかった。レスターのFW岡崎はベンチ外で、セビリアのMF清武、ドルトムントのMF香川はベンチ入りしたが、出番なし。岡崎は「外れたと分かった瞬間は本当に落胆した」と肩を落とした。

 岡崎はリーグ戦で最近3試合に先発。欧州CLデビューに照準を合わせていたが、試合前のミーティングでメンバー外を知らされた。10日のリバプール戦で積極的にミドルシュートを狙ったが、不発に終わり前半で交代。「監督は“昨季ならパスを出していた場面で余計なことするな”みたいな感じだった」と明かし「でも僕はそこに立ち向かわなきゃいけない」とプレーの幅を広げる模索を続けることを誓った。

 清武も欧州CLデビューはお預け。右足首痛を抱える香川は前半で大量リードを奪ったこともあり、起用を見送られた。先週末のリーグ戦ではアウクスブルクの宇佐美、マインツの武藤、インテル・ミラノの長友が出場せず、ACミランの本田も後半34分からの出場だった。

 国際サッカー連盟(FIFA)は15日、最新の世界ランキングを発表し、日本は前回の49位から56位に下がり、アジアで3番手から6番手に後退した。10月のW杯アジア最終予選イラク戦(6日、埼玉)、オーストラリア戦(11日、メルボルン)を前に、明るい材料は乏しい。日本協会の霜田ナショナルチームダイレクターは「欧州組が試合に出られていないのが一番の問題」と頭を抱えた。

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2016年9月16日のニュース