“魅惑の不惑”トッティ健在!23季連続弾で現役続行にも色気

[ 2016年9月13日 09:53 ]

サンプドリア戦でゴールを決め喜ぶローマFWトッティ(AP)

 セリエA・ローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(39)が今季初出場した11日のサンプドリア戦で1得点1アシストを挙げて、3―2の逆転勝利に貢献。地元出身でローマ一筋25シーズン目で23シーズン連続ゴールを記録した“鉄人”から注目発言も飛び出した。

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 ひょうと豪雨で後半開始が1時間以上遅れた試合に決着をつけたのは、イタリアのレジェンドだった。ローマで公式戦759戦目のトッティが「正直に言って初めて失敗するのが怖いと思った」と試合後に吐露したPK。2―2の後半48分、そんな不安をおくびにも出さず右隅に決勝点を蹴り込むと、ゴール裏へ駆けだした。約1メートルの看板をヒラリと跳び越えた身軽さ、ユニホームを脱いだ筋骨隆々の肉体は、27日に40歳になるベテランのものとは思えなかった。

 今季初出場で健在を示した。1―2の後半開始から登場すると、16分に左クロスでFWジェコの同点弾を演出。トラップなしのダイレクトパスを、ピンポイントで合わせる技ありアシストだった。その確かな手応えが、試合後の発言につながったのかもしれない。

 「引退?これだけのことができるなら、なんでやめなくちゃならないんだい?」。突然飛び出した現役続行を示唆するコメント。6月に契約を1年延長した際には「ローマのユニホームだけを着てキャリアを全うするという夢がかなう」と今シーズンを最後に引退する気持ちを示していただけに、驚きが広がった。一夜明けた12日付の地元ガゼッタ・デロ・スポルト、コリエレ・デロ・スポルト両紙は1面で発言を報じた。

 17歳だった94年9月4日、フォッジア戦でのリーグ初ゴールを皮切りに、積み重ねてきた得点はセリエA歴代2位の249。長く活躍を続けられる理由は徹底的なフィジカル管理だ。酒、タバコはやらず、食事も魚や鶏肉を中心としたメニューで節制。ジムでの筋トレはもちろん、筋肉の緊張やコリをほぐすマッソセラピーにも力を入れているという。

 「今季は心穏やかに生活ができている。頭もクリアだし、体もまだ耐えられる」。昨季のスパレッティ監督との確執、退団騒動を乗り越え、不惑を迎える“ローマの王様”のプレーと去就に注目が集まりそうだ。

 ◆フランチェスコ・トッティ 1976年9月27日、イタリア・ローマ生まれの39歳。8歳でローマの下部組織に加入。93年に16歳でトップチーム初出場を果たしてからローマ一筋にプレーし、公式戦通算759試合305得点。00~01年にMF中田英寿らとともに18季ぶり3度目のセリエA制覇を果たした。06~07年に26得点でセリエA得点王。イタリア代表で通算58試合9得点、06年W杯優勝。1メートル80、82キロ。利き足は右。

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