日テレ　ＭＦ中里２得点　チーム、代表、学業“三足のわらじ”で奮闘

なでしこリーグ・第１２節 日テレ３―０ＩＮＡＣ神戸

（9月11日 味フィ西）
　リオ五輪のため中断されていたなでしこリーグが再開され、首位の日テレはＩＮＡＣ神戸を３―０で下した。なでしこジャパンＭＦ中里優（２２）が２得点の活躍を見せ、快勝に貢献。２位以下との差を７に広げ、既に優勝を決めたリーグ杯との２冠へ向けて一歩前進した。

　急成長を遂げるボランチ中里が圧巻の２得点を挙げた。前半４０分に先制のミドル弾、２―０の後半３９分には技ありのループシュートを決めた。１メートル４８、４５キロと小柄な体格と裏腹な大胆なプレーで大勝に導いた。

　レジェンドの元なでしこジャパンＭＦ澤さんと同じ府ロクサッカークラブ出身の２２歳は「うまくいかない試合で点が取れて自信につながった」と笑った。高倉ジャパンに定着する小兵の素顔は教育実習を控える東京学芸大生。チーム、代表、学業と“三足のわらじ”を地でいく中里が首位チームの中心にいる。