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因縁のモーセン主審 麻也「気難しい人」細心注意を

[ 2016年9月6日 05:51 ]

公式会見で浮かない表情を見せるハリルホジッチ監督

W杯アジア最終予選 日本―タイ

(9月6日 バンコク)
 タイ戦の主審は当初、イラン人のファガニ氏とされていたが、実は同じイラン人のモーセン氏が務めることが判明した。ファガニ氏は13年W杯アジア最終予選で日本代表がヨルダンに敗れた際の審判だったこともあり不安視されていたが、モーセン氏と日本はそれ以上に相性が悪い。

 11年1月のアジア杯1次リーグ、シリア戦では日本代表が2―1で勝利したものの、モーセン氏は不可解なPKを取った揚げ句GK川島をレッドカードで退場処分に。また13年4月のACL1次リーグ水原―柏戦で、アウェーの柏は後半だけでPKを4回も取られたことがある。

 11年のシリア戦に出場したDF吉田はモーセン氏について「何回かやっているけど気難しい人」と印象を口にした。1日のUAE戦は審判の判定で痛い目に遭っただけに「細心の注意を払う」と厳しい表情を浮かべた。

 【アジア杯&ACL VTR】

 ▽11年1月13日 カタールで行われたアジア杯1次リーグのシリア戦。モーセン氏は1―0の後半31分にオフサイドの位置にいた相手選手をGK川島が倒したと判定。PKを取った上、川島をレッドカードで一発退場に。日本協会は試合後、ACLに意見書を提出した。試合は2―1で勝利した。

 ▽13年4月3日 韓国で行われたACL1次リーグの水原―柏戦。モーセン氏は後半の45分間だけで実に4回も水原にPKを与え、柏を苦しめた。だが、試合は6―2で柏が勝利した。

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2016年9月6日のニュース