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ハリルJ 空からタイ撃退だ!麻也を軸にセットプレー生かす

[ 2016年9月5日 05:30 ]

<サッカー日本代表練習>練習で汗を流す吉田(中)

W杯アジア最終予選B組 日本―タイ

(9月6日 タイ・バンコク)
 タイ撃破のヒントはUAE戦にあった。前半11分、清武のFKから本田がヘディングで先制点。逆転負けを喫したが、アジアでの戦いでは改めて空中戦でゴールを奪えることが証明された。

 1日にサウジアラビアと対戦したタイの先発平均身長は1メートル74・5。GKを除く最長身はDFコラビットとFWティーラシンの1メートル83。対してUAE戦の日本代表の先発平均身長は1メートル78・5。4センチもタイを上回り、最長身1メートル89の吉田を筆頭にフィールド選手で1メートル80台が4人いた。セットプレーが鍵を握る中、1メートル83の森重は「選手間でも話は出ている」と空中戦の重要性を認めた。

 サイズを生かした戦いでタイ戦における日本の優位は証明済みだ。04年アジア杯はDF中沢(横浜、1メートル87)らの得点で4―1と快勝。W杯南アフリカ大会アジア3次予選ではDF闘莉王(名古屋、1メートル85)や中沢らが頭で得点を決めた。直近3試合では11得点。ヘディング弾は6を数える。

 吉田は9得点のうち6点を頭で決めた。森重も「UAE戦もセットプレーがたくさんある中で決められなかった。改善するところ」と強調。“頭”を使ってアジア最終予選初白星をつかみ取る。

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2016年9月5日のニュース