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G大阪 ルーキー呉屋が千金弾!終盤追いつき価値あるドロー

[ 2016年9月1日 05:30 ]

<広島―G大阪>後半、同点ゴールを決め祝福されるG大阪・呉屋(23)

ルヴァン杯準々決勝第1戦 G大阪1―1広島

(8月31日 Eスタ)
 最後は感覚だった。0―1の後半21分から途中出場したG大阪のFW呉屋は、敗色濃厚の同41分にペナルティーエリア内へ侵入。広島のDF千葉に1対1を仕掛け、切り返しからの左足シュートをねじ込んだ。「GKを見ずに(シュートを)打った。ホンマに良かった」。プロ1年目。待望の公式戦初ゴール(J3を除く)が、1―1のドローに持ち込む貴重なアウェーゴールとなった。

 関学大在籍時は関西学生リーグで3年連続得点王に輝き、鳴り物入りでG大阪に入団。だが、出場機会を与えられても得点を奪えず、苦しい時間を過ごしてきた。「焦りもあったし、これだけ点を取れなくて初めて悩んだ」。プロの壁にぶち当たり、実好アシスタントコーチや児玉コーチとの居残り練習で自分と向き合ってきた。代表勢が不在で、MF遠藤らが温存された一戦。「ラストチャンス」と位置づけた舞台でようやく結果を手にした。

 ルーキーの活躍に長谷川監督も「彼らしいゴールがやっと生まれた」と笑顔を見せた。14年に優勝し、昨年は準優勝に終わったルヴァン杯(旧ナビスコ杯)。ホームで迎える第2戦は0―0のドローでも準決勝進出が決まる。

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2016年9月1日のニュース