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Jヴィレッジ19年5月全面再開 W杯へ向けてラグビー代表使用へ

[ 2016年8月30日 05:30 ]

Jヴィレッジの復興に向けた記者会見後、笑顔でポーズをとる(左から)ラグビー日本代表の大野、岡村会長、内堀知事、田嶋会長、サッカー女子日本代表の高倉麻子監督、澤穂希さん

 20年東京五輪、19年ラグビーW杯に向け、復興支援の前線基地が本来の姿でよみがえる。11年3月の東日本大震災以降、福島第1原発事故の対応拠点となっているJヴィレッジの復興プロジェクト会見が都内で行われ、「復興サポーター」に就いた日本サッカー協会の田嶋幸三会長、元なでしこジャパンの澤穂希さんらが出席した。

 福島県の内堀雅雄知事は18年夏に施設の一部を再開、19年5月に全面再開すると正式発表。全面再開の際には全天候型の練習場1面を新設し、総工費約22億円のうち7億円を寄付金で調達する計画を表明した。田嶋会長は「Jヴィレッジなくして、この20年の日本サッカーの発展はなかった。五輪の男女代表の強化拠点として使うことを機関決定している」と応じ、積極的に活用することを明言した。

 また、19年9月にラグビーW杯日本大会を控える日本ラグビー協会の岡村正会長も出席し、「日本代表が使わせていただくことになると思う」と表明。再開にあたっては専用のラグビーグラウンドだけではなく、スクラム練習場なども拡充される予定で「できる限り使わせていただきたい」と積極的な姿勢を示した。

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2016年8月30日のニュース