ドルト香川　先制起点に！トップ下フル出場、日本人対決に快勝

＜ドルトムンド・マインツ＞開幕戦に先発出場し、激しくボールを競り合う香川（中央）

ブンデスリーガ第１節 ドルトムント２―１マインツ

（8月27日）
　瞬時の判断で、ドルトムントの香川が先制弾を演出した。前半１７分の左ＣＫのチャンス。シュールレにショートパスを送りリターンを受けると、再びシュールレにパス。左サイドのパス交換の間に中央のマークがずれ、ゴール前でフリーになったオーバメヤンのヘディング弾が生まれた。

　「セットプレーの練習でショートＣＫはしていない。自分の判断でやっている」。ゴール前の味方と相手の高さのバランスを見極めて、ショートＣＫを選択した。

　日本代表に合流するため、２８日に帰国する。９月１日に対戦するＵＡＥには１５年１月のアジア杯準々決勝でＰＫ戦の末に敗れた。香川は６人目のキッカーで失敗して敗戦の責任を背負い込んだ。「あのＵＡＥ戦がなければ、今の自分はなかった」。リーグ開幕戦を白星で飾った勢いのままに、因縁の相手ＵＡＥ戦に臨む。