久保、1G1Aで大勝演出 指揮官指令に応え 欧州CLプレーオフに弾み

[ 2016年8月14日 12:05 ]

ヤングボーイズの久保

 スイス1部ヤングボーイズに所属するFW久保裕也(22)は13日、スイス杯1回戦フェルトハイム(2部所属)戦に出場し、1得点を挙げた。チームは6-0で完勝。16日にホームで行われる欧州CLプレーオフ第1戦ボルシア・メルヘングラードバッハ(MG)戦へ向けて勢いを付けた。

 ヒュッター監督の期待に応えた。試合前に「前半で得点を取ってこい。そうすれば早々に交代させるから」と言われていたという。リオ五輪出場消滅の一因となった元スウェーデン代表FWゲルントの負傷など、チームは離脱者が続出。32歳の元フランス代表FWオアロも中2日の大一番へ向けて温存した。

 そんな中、久保は勝負を決める得点とボルシアMG戦を見据えて“余力を残す”2つのタスクが求められた。そして1―0の前半41分。MFラヴェの横パスを冷静に流し込んで追加点。後半12分にはダメ押しのアシストをマークし、その1分後に交代した。「カップ戦も当然、大事。でもチームも次の欧州CLへ向けて、この試合前から準備していた」と久保は胸を張った。

 今季公式戦7試合4得点1アシスト。リオ五輪消滅直後の欧州CL3回戦シャフタール・ドネツク戦では2得点を挙げるなど、スイス挑戦4年目でメンタルの成長は顕著だ。ボルシアMG戦も「ワクワクしている」とはやる気持ちを抑えきれない。

 その先にはより大きな戦いの場、そしてA代表入りという野望がある。「もうオレにはA代表しかない。本気でポジションを取りに行かないと(W杯ロシア大会に)間に合わない」。昨年11月には招集される可能性があったが見送られた。9月からはW杯ロシア大会アジア最終予選が始まり、新戦力を悠長に試していく時間がないことも自覚している。だからこそチャンスが来た時に活かせるように、ゴールという結果を今はより強く求めるようになった。「ボルシア戦も良いメンタルで臨める。ホームでの試合だし、勢いに乗りたいですね」と久保。リオ五輪出場は叶わなかったが、世界の舞台で戦えることを証明する。

続きを表示

「サッカーコラム」特集記事

「久保建英」特集記事

2016年8月14日のニュース