“生意気なガキ”小林祐希、オランダ移籍「行ってきます！」

オランダ１部ヘーレンフェインへの移籍が決まったＭＦ小林

　Ｊ１磐田は１２日、日本代表ＭＦ小林祐希（２４）がオランダ１部ヘーレンフェインに完全移籍することでクラブ間合意したと発表した。小林はラストマッチとなる１３日の明治安田生命Ｊ１リーグ第２ステージ第８節・Ｇ大阪戦（エコパ）の試合後にセレモニーを行う。

　東京都東村山市出身の小林は東京Ｖユース時代の２０１０年に２種登録選手としてＪ２デビューを果たし、翌１１年正式にトップチームへ昇格。１２年には当時１９歳ながらクラブ史上初の主将を務め、背番号１０も付けた。だが、重圧に押しつぶされる形で同年夏に磐田へ期限付き移籍し、その後、完全移籍。磐田がＪ２だった昨季は最終節の大分戦でロスタイムに決勝弾を決め、チームをＪ１昇格へと導いた。リーグ戦の通算成績はＪ１が３５試合５得点、Ｊ２が１３８試合１４得点。今季はここまで２３試合５得点となっている。

　今年５月、日本代表に初招集され、６月７日に行われたキリン杯のボスニア・ヘルツェゴビナ戦で代表デビューした２４歳はクラブを通じてコメントを発表。

　「２０歳の夏にジュビロに来てから、丸４年が経ちました。試合に中々絡めなかった時期が長かったのですが、出会った多くのスタッフ、チームメート、サポーターに支えられて、苦しい時期を乗り越えて来ることができました」と磐田での４年間を振り返ると、“俺様キャラ”で知られる自身について「小林祐希という生意気なガキに温かく広い心で接してくれたスタッフ、チームメートには、本当に感謝しています。そして、良い時も悪い時も常に応援してくれたサポーターの皆様にも、心から感謝しています」と感謝し、「もっと伝えたい事があるのですが、ダラダラと長い文になってしまうので、このくらいにしておきます！行ってきます！」と意気込んだ。