清武　セビリア公式戦デビューも…欧州スーパー杯でレアルに惜敗

レアル・マドリード戦で競り合うセビリアの清武（中央）

欧州スーパー杯 セビリア２―３レアル・マドリード

（8月9日 ノルウェー・トロンヘイム）
　昨季欧州リーグ王者のセビリアに加入したＭＦ清武が、欧州スーパー杯で昨季欧州ＣＬ覇者のＲマドリードを相手に公式戦デビューを果たした。右ＭＦで先発してフル出場。試合は勝利を目前にしながら同点とされ、延長の末に惜敗。「これがレアルの強さ」と、Ｃ・ロナウド、ベイルらが不在ながら、相手の勝負強さを思い知らされた。

　前日は緊張から、なかなか寝付けなかったという。「こういう場を経験したことがなかった。味わったことのない感情」と胸が高鳴った。得点には絡めなかったが、ワンタッチのパスや相手をかわす技術は随所に披露。「ある程度やれたという感覚」と手応えも口にした。

　ロンドン五輪では４位に貢献。「テグさん（手倉森監督）も選手もたぶん諦めていないし、こういうときこそやってくれると思う」とリオ五輪代表にエールを送った。