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手倉森ジャパン、引き分けで決勝T進出へ望みつなぐ コロンビアと2―2

[ 2016年8月8日 11:53 ]

<日本・コロンビア>前半、セーブするGK中村(中央)

リオ五輪男子サッカー・1次リーグB組 日本2―2コロンビア

(8月7日 マナウス)
 リオデジャネイロ五輪のサッカー男子は7日(日本時間8日)、1次リーグの各組第2戦が行われ、初戦を落とし後がないB組の日本はコロンビアと対戦。2―2で引き分けた。大会初勝利はならなかったが、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

 日本は4―5で敗れた4日(同5日)のナイジェリア戦から先発4人を入れ替え。DF塩谷(広島)、DF藤春(G大阪)、FW興梠(浦和)のオーバーエージ(OA)選手3人は初戦と同じく先発したが、GKは櫛引(鹿島)に代わって中村(柏)が先発。そのほか、19歳と最年少のMF井手口、MF矢島(J2岡山)、FW浅野(アーセナル)が先発メンバーに名を連ねた。

 負ければ10日(同11日)のスウェーデン戦を待たずに1次リーグ敗退が決まる1戦。土俵際の日本は、ナイジェリア戦の4―3―3からこれまで慣れ親しんできた4―4―2システムに変更し、前半から何度も右サイドバックの室屋が仕掛けるなど積極的に攻撃した。日本は度々チャンスの場面をつくったが得点にはならず前半を0―0で終えた。

 0―0で折り返した後半は一瞬の隙を突かれて14分にコロンビアのグティエレスに先制点を許す。日本は17分に矢島、井手口に代わって南野(ザルツブルク)、大島(川崎F)が出場したが、20分にはゴール前で判断を迷った藤春がミス。クリアしようとしたボールがオウンゴールとなり追加点を許した。

 だが、日本は執念を見せる。22分、大島が絶妙な縦パス。ポストになった南野が右に流し、浅野が落ち着いて決め1点を返した。そして29分には中島がGKが前に出ているところを見計らい、華麗なミドルシュート。クロスバーに当たったボールはゴールに吸い込まれ同点に追いついた。

 大会初勝利を目指す日本は最後まで果敢にゴールを狙ったが、引き分けに終わった。

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