長崎“鬼門”突破で９位浮上！うまスタでの九州ダービー初白星

＜熊本・長崎＞先制し、ベンチ前で喜ぶ長崎イレブン

明治安田生命Ｊ２第２７節 長崎２―１熊本

（8月7日 うまスタ）
　鬼門突破で２連勝とした。Ｊ２長崎はアウェーで熊本と対戦し、後半１７分、ＭＦ白星東（ペク・ソンドン）のシュートのこぼれ球にＭＦ岸田が右足を合わせ先制すると、同４５分にはＦＷ永井が「コースは良くなかったけど、気持ちでねじ込んだ」と追加点。同ロスタイムに１点を返されたが、逃げ切った。「熊本には勝てていなかったので、サポーターに勝ちをプレゼントできて良かった」と高木監督。これまで１勝１分け５敗、アウェーでは１分け２敗と勝ちなしだった難敵を粉砕した。

　熱い声援も後押しした。熊本地震直後の４月２７日、主将のＤＦ村上ら数名が東海大熊本キャンパスでサッカー教室を行った。この日は触れ合った子供たちがうまスタを訪れ、「Ｖファーレンがんばれ！」など手作りのボードを掲げて応援。村上は「来てくれてうれしいし、プラカード（ボード）を出してくれた。今後も支援していきたい」と話した。

　“九州ダービー”を制し、９位に浮上。４勝１分け１敗と好調だった７月の勢いそのままに、まずはＰＯ圏内を目指す。