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鄭大世2戦連続2発!清水 今季4度目の2連勝で5位に浮上

[ 2016年8月1日 05:30 ]

岐阜戦で2得点を決めたJ2清水FW鄭大世

明治安田生命 J2第26節 清水2―0岐阜

(7月31日 アイスタ)
 J2清水がFW鄭大世(32)の2戦連続マルチ弾で岐阜との「決着戦」を制し、今季4度目の2連勝で5位に浮上した。

 背番号9の左足がうなりを上げた。まずは前半35分、左サイドで粘ったMF竹内涼(25)のクロスを鮮やかに合わせ、先制点を叩き出した。

 守備を固める相手に決め手を欠く展開も断ち切る一撃。「ゴールを決めるまではミスが多く起点になれず、申し訳ないという気持ちが強かった」。喜びを表現することもなかったが、確実に流れを引き寄せると後半27分には、右サイドで体を半転させてゴールに運んだ。

 5月8日のアウェー戦は開始4分にFW大前元紀(26)の得点で先手を取ったが、追いつかれてドロー。苦い経験を繰り返すことなく、相手を突き放した。

 前節7月24日のアウェー千葉戦では2―0から3連続失点。退場者も出す苦境に追い込まれながら、後半45分に追いつくとロスタイムに鄭大世の先制点に続くゴールで劇的な逆転勝利を挙げた。勢いをホームにつなげ2戦連続の1試合2発。まさにストライカーの活躍に小林伸二監督(55)も「素晴らしい。体が切れている。厳しいゲームで点を取れたのは大きい」と目を細めた。

 センターバックの辺峻範(ビョンジュンボン=25)が9試合ぶりに先発し、金範容(キムボムヨン=26)が右サイドに入ったディフェンスラインも奮闘。4試合ぶりの無失点で快勝を支えた。

 夏の風物詩「清水みなと祭り」開幕を5日に控えるホームタウンに熱気を吹き込み、次節は首位札幌戦。13得点でランク首位に並んだ鄭大世は「まだ内容が伴っていない。連係など高めていかないと」。雪辱での今季初の3連勝へ、気持ちを引き締め直してアウェーに乗り込む。

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2016年8月1日のニュース