手倉森監督　双子の弟・浩氏がエール「逆境ある方が誠らしい」

仙台で兄の誠氏（左）が監督、弟・浩氏（右）がコーチを歴任したこともある

　リオ五輪代表の手倉森誠監督（４８）の双子の弟で、現在は日本協会でアンダー世代を指導する手倉森浩氏（４８）が３０日、スポニチ本紙の取材に応じた。

　チームは２７日の練習試合でブラジル４部チームに１―１で引き分け。ＦＷ久保の派遣拒否問題やＭＦ大島、ＤＦ岩波の体調不良など不安要素も多いが「いよいよ始まるという気持ち。逆境を乗り越えてここまで来たチーム。そういう逆境がある方が誠らしい」とエールを送った。

　自身も１０日にブラジル入り。日本協会から依頼を受け、日本が決勝トーナメントで対戦する可能性の高いチームの試合を視察する。１０日の南アフリカ―イラク戦（サンパウロ）などに足を運ぶ予定で「日本の試合は見られないが、手倉森ジャパンの力になれれば。２試合終わってから行くので、決勝トーナメント進出を決めていてほしいね」と期待した。