浦和８戦負けなし　李ボレー２戦３発「ＦＷは結果を出さないと」

＜甲府・浦和＞前半、ゴールを決める李

明治安田生命Ｊ１第２Ｓ第６節 浦和２―０甲府

（7月30日 中銀スタ）
　浦和のＦＷ李が、甲府を粉砕するボレー弾を決めた。前半１４分に武藤が先制。１―０で迎えた同４５分、高木の左クロスに反応すると、鋭い球筋に体を反転させながら左足で合わせた。代名詞である得意技での今季８点目。「武藤が決めて、自分も最初のチャンスで決められた。勝ち点３を持って帰れて良かった」と白い歯を見せた。

　リオ五輪出場のためＦＷ興梠がチームを離れた後、李は２戦３発と爆発中だ。前節の鹿島戦では途中出場ながら２得点をマークし、逆転勝利に貢献。今節は１トップとして先発すると、引いて守る甲府にダメを押す追加点を挙げた。チームは８戦負けなしで年間勝ち点で２位に浮上。「次も決めないと。ＦＷは結果を出さないと評価につながらない」。生粋のストライカーは満足することなく、かぶとの緒を締めた。