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田嶋会長ヤングボーイズに不快感「日本、五輪を軽視している」

[ 2016年7月29日 08:20 ]

ヤングボーイズの久保

U―23日本代表 リオ五輪直前合宿

(7月27日 ブラジル・アラカジュ)
 スイス1部ヤングボーイズが、故障者が出たチーム事情からFW久保裕也(22)のリオ五輪派遣を拒否する声明を出したことを受け、日本協会の田嶋幸三会長(58)は「開幕1週間を切ったところで出さないというのは、あまりにも日本、五輪を軽視している」と不快感を示した。招集に強制力はないため、霜田ナショナルチームダイレクターをスイスに派遣して交渉を続ける。

 一方でFIFAは27日付で各国協会に文書を送り、代替選手のルールを変更した。予備登録35人の中から招集しなければならない当初の取り決めを緩和。ケガや病気に限らず不可抗力が生じた際に予備登録の枠外からも追加招集を可能にした。日本だけでなく各国で所属クラブからの派遣拒否が続出する現状を受けた措置とみられる。

 日本協会関係者は「現実的に考えて予備登録35人の中から選ぶことになると思う」と説明。久保の不参加が決まれば、バックアップメンバーのFW鈴木武蔵(新潟)が代役の有力候補となる。

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2016年7月29日のニュース