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清水FW鄭大世、恩師・関塚監督退任に複雑「僕のゴールで引導を渡す形に」

[ 2016年7月25日 13:40 ]

<千葉・清水>後半ロスタイム、勝ち越し点を決める鄭大世(左)

 J2清水のFW鄭大世(チョン・テセ=32)が25日、自身のツイッターを更新し、J2千葉の関塚隆監督(56)の退任について「胸が痛いです」と心情を吐露した。

 鄭大世は前日24日のJ2第25節・千葉戦(フクアリ)で前半19分に先制ゴールを決めると、3―3の後半ロスタイムには劇的な決勝弾。2得点を挙げてチームを3戦ぶりの勝利へと導いた。しかし川崎F時代の恩師である敵将・関塚監督にとっては、大逆転勝利が消えるまさかの幕切れ。鄭大世は「関塚監督の解任(原文ママ)に目を疑いました。 皮肉にも僕のゴールで引導を渡す形になってしまい胸が痛いです」と率直な心境を明かし、決勝ゴールについては「それなら昨日じゃなくてもよかったけど勝負の世界なので相手を気遣う余裕はなくそれは関塚監督が一番わかってくれてると思います」とつづった。

 鄭大世が川崎Fに加入した2006年、チームを率いていたのが関塚監督。以後4シーズンに渡って指導を受けた「唯一無二の恩師」という存在だ。「超荒削りな選手で感情の起伏が激しく全く安定感のないパフォーマンスでしたが辛抱強く途中交代で使い続けてくれました」と同監督への感謝を明かした鄭大世。千葉戦でのゴールは「シュートは力じゃなくコース」という関塚監督の教えから生まれたことを明かし、「関塚監督なく僕のサッカー人生は到底語ることはできず、核の部分に関塚監督がいます。将来関塚監督のもとでもう一度プレイしたいといつも思ってます。関塚監督しばらく休んでまた輝けることを切に願っております」と恩師への思いを切々とつづった。

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2016年7月25日のニュース