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リオ五輪代表がブラジルで初練習 手倉森監督「空振りで帰れない距離」

[ 2016年7月23日 09:14 ]

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子の日本代表は22日、ブラジル北東部アラカジュに到着し、本大会に向けた調整をスタートした。手倉森監督は「一番遠い国で大会がある。空振りして帰るわけにはいかない。そんな距離だった」と、日本から38時間をかけて合宿地に入った心境を述べた。

 アラカジュの空港では日の丸の旗を手にした地元の子どもたちが出迎えた。午後5時半からの初練習には地元自治体の関係者が訪れるなど歓迎ムードに包まれた。

 練習はストレッチやランニングで約1時間、軽めの調整。初戦と第2戦を戦う北部マナウスの暑さ対策も目的だが、練習時は気温26度、湿度70%と涼しかったため、23日以降の午後の練習は1時間半の繰り上げを決定した。主将の遠藤(浦和)は「マナウスはもっと暑い。暑さに慣れないと」と話した。

 選手は千葉県内での事前合宿中も寝る時間を遅くするなどブラジルとの時差調整を意識し、航空機内では起きる時間帯と寝る時間帯を決めて過ごした。監督は「選手は自覚を持ってやっている。練習でも軽快に動いていた」と語った。

 チームは30日にブラジルと国際親善試合に臨み、8月4日に1次リーグB組初戦でナイジェリアと対戦する。(共同)

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2016年7月23日のニュース