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岩波 戦列復帰!横浜戦で2カ月ぶり出場へ「ワクワクしてる」

[ 2016年7月13日 05:30 ]

戦列復帰が決まり、意気込みを語る神戸DF岩波

明治安田生命 J1第2S第3節 神戸―横浜

(7月13日 ニッパツ)
 リオデジャネイロ五輪代表に選出された神戸のU―23日本代表DF岩波拓也(22)が、13日に行われるアウェーでの横浜戦でおよそ2カ月ぶりに戦列復帰することになった。左膝内側側副じん帯を損傷して離脱していたが、ネルシーニョ監督(65)がゴーサイン。先発の可能性もあり、五輪代表の最終ピースが万全の状態をアピールする。
【J1年間順位表 第2S順位表 リオ五輪代表メンバー】

 はやる気持ちを抑えきれなかった。非公開で最終調整を終えた岩波は「緊張はない。ワクワクしている」と声を弾ませた。

 5月21日のトゥーロン国際大会1次リーグ初戦パラグアイ戦で、左膝内側側副じん帯を損傷。全治6週間と診断された。懸命のリハビリを経て、11日に神戸U―18との練習試合で45分間プレー。常に慎重な姿勢のネルシーニョ監督も「コンディションは認めている」と独特の言い回しで復帰に太鼓判。横浜戦で先発抜てきの可能性も高まった。

 手倉森ジャパンにとっても、ラストピースが間に合ったことは大きい。1日のリオ五輪代表メンバー発表時、手倉森監督はDF中谷(柏)とのてんびんにかけていたことを明言。その上で最後は岩波の復活に懸けた。だが復帰を見据えていた9日・鳥栖戦(ノエスタ)ではベンチ外。「テグさんには“9日に復帰する”と言っていたのに、できなくて申し訳なかった。ここで復帰できなければ五輪も行けないと思っていた」。約束よりも1試合遅れたが、手倉森監督の恩義に報いることができ、岩波は安どの表情を浮かべた。

 「まずは試合に出てチームの勝利が一番大事。だけど個人的にもアピールしたい。内容にもこだわりたい」。出場するだけでは駄目なことは十分に理解している。チームは岩波不在の鳥栖戦で2失点。シャットアウトで完全復活を印象づけ、大舞台へ弾みをつける。

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2016年7月13日のニュース