イングランド代表監督にクリンスマン氏浮上　欧州選手権敗退で前監督辞任

イングランド代表の新監督候補に名前が挙がる米国代表のクリンスマン監督（ＡＰ）

　イングランド代表の新監督候補に、元ドイツ代表ＦＷで米国代表監督のユルゲン・クリンスマン氏（５１）が浮上した。イングランド協会がアプローチして既に話し合いを行っていると、９日付の英紙デーリー・スター（電子版）が伝えた。

　クリンスマン氏の友人で、２００４年から０６年までクリンスマン氏の下でドイツ代表コーチを務めたビアホフ氏（現ドイツ代表マネジャー）は「クリンスマンはイングランドと話をしていると思う」とした上で「イングランドにうまく合うと思う。彼はモチベーションをもたらしてくれるし、難しい決断を下せる勇気がある。今のイングランドに必要な資質なのでは」と就任を後押しした。

　イングランド代表は、初優勝を狙った欧州選手権の決勝トーナメント１回戦で初出場のアイスランドに１―２と逆転負け。ホジソン監督が辞任した。後任候補には、サンダーランドのアラダイス監督も挙がっているが、後任人事を進める同協会幹部は、アラダイスのサッカースタイルを気に入っていないという。