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鹿島 植田&櫛引「熊本にいい結果を」「寝とけば大丈夫」

[ 2016年7月1日 17:42 ]

五輪に向け気持ちを新たにした鹿島のDF植田(左)とGK櫛引

 リオデジャネイロ五輪サッカー男子代表に決まった鹿島のDF植田とGK櫛引が1日の午後、本拠のカシマスタジアムで会見した。

 2日に開幕する第2ステージ初戦・G大阪戦に備えた午前練習後、決定の報告を受けたという。植田は「選ばれたのは凄い光栄なこと。聞いた瞬間は凄いうれしかった。今まで戦ってきた選手の中で今回来れない選手たちのためにもしっかり戦いたい」と決意を語った。

 植田は会見で、被災地の地元・熊本への思いを語った。第1ステージ優勝を決めた先月25日の福岡戦は、熊本にいる多くの知人も見てくれていたという。「たくさんの方が僕が戦っている姿を見て、“元気が出た”と言ってくれた。“サッカーで元気づけることができるんだ”って実感が沸いた」と回想。「五輪という舞台はよりたくさんの方が見てくれていると思うので、熊本にいい結果を伝えたい」と力を込めた。

 櫛引は2学年下の後輩・DF室屋とともに青森山田高コンビで選出。「純粋に、プロになって五輪でも一緒に戦えることはうれしい。そういうところも楽しんでやれれば」と笑顔を浮かべた。大会中は長い移動時間がネックだが「寝とけば大丈夫」とサラリ。1次リーグ初戦のナイジェリアについては「独特な間合いがある」、第3戦のスウェーデンについては「ヨーロッパの予選をちょっと観た。レベルが凄く高くてうまい選手はいるけど、日本の組織力でしっかり戦っていければ」と見据えていた。

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2016年7月1日のニュース