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ボランチ4枚…手倉森監督、五輪は守備的な戦い想定「前は少数精鋭で」

[ 2016年7月1日 15:38 ]

リオ五輪出場を決めたAFCU―23選手権トロフィーを掲げ、笑顔を見せる手倉森監督。左は田嶋会長

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子サッカーの日本代表メンバーが1日、東京都文京区のJFAハウスで発表された。手倉森誠監督(48)は会見で、本大会での目標を問われると「一番上のメダルを目指してやりたい」ときっぱり。「最低でもメダルを獲りたい時に、金メダルを目指さなければ銅にも引っかからない。どう(銅)にもこうにもなくなる」とダジャレで笑いを誘った。

 「日本の強みはおそらく速さだなと。その部分を考慮してメンバーをつくってみよう、と」と18人を選んだ理由について語った手倉森監督。五輪1次リーグの対戦相手はナイジェリア、コロンビア、スウェーデン。強豪ぞろいの“死の組”で、「攻撃的に果たしてやれるのか?必ず押し込まれて守らなければならない状況が続く大会になるだろうなと、6割がた思っている」と本音も口にした。

 ボランチに遠藤、大島、原川、井手口の4人を選んだが、「相手を打ち負かそうと思ったときの守備、サイドバック、センターバック、ボランチ。ここのところを厚くするためにボランチを4枚にしました」と説明。「複数のポジションができる選手を後ろに置いたときに、後ろを万全にしておきたかった。逆に前の選手たちは少数精鋭かもしれない。だけどチャンスも少数かもしれない。そこを突ける選手をそろえたつもりです」と説明した。

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2016年7月1日のニュース