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Cロナ演出ポルトガル8強 延長後半カウンター起点に

[ 2016年6月27日 05:30 ]

<ポルトガル・クロアチア>延長後半、クアレスマの決勝ゴールに喜ぶロナウド(AP)

欧州選手権決勝トーナメント1回戦 ポルトガル1―0クロアチア

(6月25日 ランス)
 初優勝を狙うポルトガルは延長の末に1―0でクロアチアを下し、6大会連続の8強入り。延長後半12分にFWクリスティアーノ・ロナウド(31=Rマドリード)が決勝点を演出した。ウェールズは初出場同士の英国対決で北アイルランドに1―0で勝利。ポーランドは延長1―1からPK戦5―4でスイスを破り初の準々決勝進出を決めた。26日には、地元フランスがアイルランドに2―1と逆転勝ちした。

 劇的な決勝弾を生んだのは、エースの激走だった。0―0のままPK戦突入かと思われた延長後半12分のロングカウンター。自陣で相手ボールを奪ったC・ロナウドは、味方にパスを送ると最後の力を振り絞って約80メートルを一気に駆け上がった。18歳のMFレナト・サンチェス、代表100戦目のFWナニとつながったパスを受けて、最後は右足でシュート。相手GKがはじいたこぼれ球を、途中出場のFWクアレスマが頭で決めた。

 「戦術的な試合で、どちらも主導権を握れなかった」とサントス監督。C・ロナウドのシュートが両軍初の枠内シュートで、直後の2本目が決勝点となった。シュート数は5対17と劣勢だったが、最後の勝機を逃さなかった。次の相手はポーランド。1次リーグは3分けと苦しんだが、組み合わせに恵まれた決勝トーナメントは上位進出を狙えそうだ。

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2016年6月27日のニュース