横浜ＦＣ　８試合ぶり勝利　カズと交代出場の大久保がＶヘッド

＜横浜ＦＣ・町田＞前半、ボールを追う三浦

明治安田生命Ｊ２第２０節 横浜ＦＣ１―０町田

（6月26日 ニッパツ）
　横浜ＦＣが１―０で町田を下し、５月７日の徳島戦（鳴門大塚）以来８試合ぶりの勝利を挙げた。

　後半１２分に元日本代表ＦＷ三浦知良（４９）との交代で途中出場していたＦＷ大久保哲哉（３６）が後半２３分、ＭＦ寺田紳一（３１）の左クロスを頭で決めて先制。同３０分にはＭＦ田所諒（３０）が２度目の警告を受けて退場となり数的不利に陥ったが、最後まで失点は許さず逃げ切った。

　ミロシュ・ルス前監督（５４）の２年連続２度目の辞任を受けて、昨季途中に続いて２度目の就任となった中田仁司監督（５４）は２試合目で待望の初勝利。「（自身）今季初勝利ということで非常にうれしく思っています。これだけたくさんの方の前で勝てたのは良かった」と安どした表情を見せた。

　ホーム戦での勝利は３月２０日の山口戦以来３カ月ぶりとなる今季２勝目。１９日の前節・岐阜戦（ニッパツ）ではカズの１年ぶりとなるＪ２最年長弾で前半２２分に先制しながら後半に２点を失って逆転負けを喫していただけに、大久保は「ちん（寺田の愛称）がすごくいいボールをくれた。この間はカズさんが点を取ってくれたのに僕らが逆転負けしてしまったので良かった」と笑顔を見せていた。