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宇佐美、ラストマッチへ闘志 チームの今後を心配「確実に笑いの量は減る」

[ 2016年6月24日 15:30 ]

 ドイツ1部アウクスブルク移籍が決定したG大阪の日本代表FW宇佐美貴史(24)がラストトレーニングを終えた。

 吹田市内の練習場で24日、1時間30分の非公開調整。ラストマッチとなるあす25日・名古屋戦(吹田S)を前に「試合前のスタンドの雰囲気で変わるかも知れないけど、試合に向かうディテールは意識的に変えないようにしている」と静かなる闘志を燃やした。  

 練習後にはクラブハウスのロッカールームも整理。自動車に荷物を運びこんだ。「綺麗サッパリにしました。試合終わって、次の日、何も荷物がない。みんなが寂しくなるように敢えて荷物を綺麗にした。演出です」とニヤリ。普段、ロッカールーム内を盛り上げてきただけに「オレは5、6人分の役割をしていた。静かになると思いますよ」と最後まで笑顔だった。  

 ただ一つ懸念もある。「確実に笑いの量は減ると思う。おもしろさの部分で、後を継いでくれるような若手が現れたら良いけど…いないと思う」。日本代表GK東口やDF初瀬らとともに寸劇や一発芸などをインスタグラムなどに投稿。意外な悩みではなく、関西といえば“お笑い文化”が根付いている地域だ。チーム内に明るい雰囲気を作ってただけに、それがロッカールームから消えてしまう可能性を危惧していた。

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2016年6月24日のニュース